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【 1987年 第15戦 F1日本グランプリのレース概要 】
 予 選 
 予選1日めは、ホンダ地元の有利さもあり、ピケ、マンセルのタイトルへ向けた2人の争いの様相で始まったが、これはマンセルのクラッシュで幕が引かれた。(診断の結果、次のオーストラリアも含め、ドクターストップがかかり、この結果、チャンピオンは、ピケの不戦勝となった。)フェラーリ勢は、鈴鹿に来ても好調で最高速の1-2位を占めると共に、予選2-3位を獲得し、ピケ追撃の体制を整えた。プロストも4位につけ、ベネトンの2人も快走し、早くもホンダ有利の状況ではなくなってきた。

 予選2日めは、コースに慣れるにつれ、各ドライバーは2秒以上タイムアップする傾向となった。この中でピケはサスペンションのセットアップに失敗し、0.3秒弱のタイム更新しかならず、グリッド5位に終わった。ポルトガルGPより好調のベルガーが、コースレコードを更新し、 1'40"042、あわよくば39秒台の快走で、ポール獲得、プロスト教授も鈴鹿のコースの解法をみつけたようで、ベルガーに0.6秒差の2位。セナもがんばったものの、7位に終わり、このシーズンで、初めてホンダエンジンのマシンがフロントローを他チームに明け渡す結果となった。
 中嶋は、F2で慣れたホームコースでがんばり、このシーズン最高の、11位を得た。


 決 勝 
 ポールからスタートのベルガーが、タイア交換時を除いて常にトップを独走。フェラーリに2年半ぶりの優勝をもたらした。ウォームアップでも好調の優勝候補プロストは、2位で追走中の2周目第1コーナーで左リアタイアがバーストし2周遅れに。しかし、その後は快走、この日断トツのファステストラップを叩きだし7位までリカバー、次年度よりのパートナー、ホンダにその実力をアピールした。
 地元の鈴鹿で勝利を狙ったホンダは、セナとピケの中盤の争いはあったものの、ピケがリタイア、セナが最終ラップでヨハンソンを抜き、2位になったのが精一杯。シリーズ中盤の当たるところ敵なしの快進撃とは違う結果に終わった。中嶋は、地元で健闘、ライバルをオーバーテイクするシーンも見せながら6位入賞。ファンの期待に応えた。
 NAマシンのチャンピオン争いは、ティレルのパーマーが8位入賞(NAのトップ)、同僚のストレイフは12位(NAの2位)になった。この結果、残り1戦を残し、パーマーがジムクラーク・カップのタイトルを獲得した。

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(1996.11.22 初版、1998.02.25 改訂)

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