（共同制作：ラ・プリマベーラ）

Ｊ・Ｓ・バッハ　イタリア協奏曲　ヘ長調
　　　　　　　　　　　（第１楽章）

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ドイツ語のもう一つの題名は、Concerto nach Italianischen Gusto。
イタリア趣味風協奏曲とでも訳せば良いのでしょうか。バッハは、イタリアの有
名な作曲家ヴィヴァルディの作品をよく研究していたそうです。この曲にも、ど
こか当時のイタリアの雰囲気を想起させるものがあります。
題名で協奏曲とありますが、実際は、一人の演奏者が弾く曲です。曲の形式が協
奏曲の形式に則っているので、バッハは協奏曲と名付けているわけで、曲中ソロ
と合奏部が対比されるように強弱記号が楽譜に書かれています。
現在ピアノで弾かれている曲も、本来のバッハの指定は大型のチェンバロのため
となっています。

情報登録日：1998.12.07
情報更新日：1998.12.07

ベートーヴェン　交響曲第５番　ハ短調---リストによるピアノ編曲
　　　　　　　　　　　（第１楽章第124 小節まで）

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皆さん、おなじみの「運命」。
オーケストラの魅力あふれるこの曲を、たった１人のピアノで演奏してしまう。
こんな芸当をやってのけたのは、かの天才ピアニスト、リスト。彼の残した楽譜
をリズム等では間違うことのないコンピュータの力で演奏してもらいましょう。
ちなみに、現代では、フランスのカツァリスが、リスト編曲のベートーヴェンの
全交響曲をＣＤに録音しています。リストが妥協した点を乗り越えて、更に高度
な演奏を披露しているこちらも、お薦めです。

情報登録日：1998.07.22
情報更新日：1998.07.22

シューベルト　交響曲第９番　ハ長調---グレイト
　　　　　　　　　　　（第１楽章第 30 小節まで）

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第九というと、ベートーヴェンというのが、一番ポピュラーですが、シューベル
トにも第九があります。（但し、分類の仕方によっては第七とも呼ばれますが）
シューベルトは、ひそかに、ベートーヴェンを上回る交響曲を創ろうとしていま
した。より完璧なシンフォニーを。
その創作過程のさなかに発表された画期的な交響曲がベートーヴェンの第九でし
た。ウィーン中を興奮が走る中、シューベルトは、更に完璧なシンフォニーを書
く決意を固めます。シューベルトの死後、シューマンによって、「第九」交響曲
の楽譜が発見され初演されたこの曲は、シンフォニー中のシンフォニーとでも言
うべき、しっかりとした構想で創られている素晴らしいものです。大曲なので、
オーケストラにとっても腰を据えた演奏が要求されます。曲中に、ベートーヴェ
ンの第九を思わせる部分もあります。
（残念ながら、ここに提供しているmidiファイルには、その部分は今現在未収録です）
歌曲や「未完成」とは別のシューベルトの魅力を、この「第九」で感じることが
できるのではないでしょうか。

情報登録日：1998.07.22
情報更新日：1998.07.22