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![]() マンニーナ親方は親切に 自らの店を紹介をしてくれた |
現われたマンニーナ親方は、本の写真の通り、人当たりの良い本当の職人さんだった。ピアチェーレ、とイタリア語の挨拶を済ますと、「仕事場を見に来ませんか」と店の奥へ案内してくれた。後についてドアを開けていくと、廊下を通って建物の別の側に出てきた。そこは、靴を手作りで作っている工房だった。 工房では、三人の職人さんが、それぞれの仕事を黙々とこなしていた。道に面した側は、ショウウィンドゥに婦人靴などを並べているが部屋の大部分は作業場所で、奥の壁には、一杯オーダーメイドの仕掛り中の箱が積み上げられていた。 マンニーナさんは、靴作りの様子を気さくに見せてくれた上、左の写真のように、こんな具合に縫い上げるのですよと、自ら実演もしてくれた。 |
そして、恐縮したことに、親方は、初対面にもかかわらず、「ちょっとお茶でも、どうですか」と近くのバールでコーヒーをおごってくれたのである。なんと気さくな方なんだろう。笑顔が素敵なマンニーナさんのファンにますますなってしまった。
![]() 靴は手作りが一番 (click here for movie: 3MB) |
左の写真の手前は、靴の型。 それぞれの顧客に合わせて作られている。奥の職人さんは、刷毛で靴底回りにニス?を塗っている。要領の良い作業に無駄はない。そうしないと、オーダーメイドといっていると、庶民にも手の出ないものになってしまう。 『......近所の人の暮らしを毎日支える、楽ちんな靴を作るのは、靴職人冥利に尽きると言うもんだ。......』 松山さんにも、そう親方は語っている。 |
![]() 何人かの職人さんと共に靴作り |
この職人さんは、木槌で革を靴底に打ち付けている。トントントンという音が軽やかで、慣れた手先は器用である。 木の作業机の上には、木槌や、やっとこや、その他の道具類が置かれている。靴作りは、何段階かの工程でなされているが、職人さんは、身体の回りに手を伸ばしていれば、自分の作業は十分できる。ちょうど手作 りに向いている伝統工芸が靴作りと言えるようだ。 |
p.3 に続く