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ドイツの鉄道システムは、いろいろ乗客思いの所があると、今回の旅で感じました。
先ほどの席の予約状況表示は、オープンサロンの席にもあり、全ICEの乗客が、その便利さを享受しています。この方法は他の種類の長距離列車においても実施しているようです。

右にあるのは、各駅で乗客のために作られている目的地別の無料のダイア案内です。駅の切符売り場に備え付けのホルダーに仕分けされていて、自由に持っていけます。日本の場合で、また例えると東京から、仙台行きは、何時発の電車があり、その電車に乗ると何時に仙台に着くかを記した一覧表です。      
これがあれば、自分の乗るべき列車がすぐ判断できます。もう時刻表と悪戦苦闘する手間もそれを買う必要ありません。
少なくともドイツの人は、そういう仕組の恩恵を受けています。       

右の写真も、便利なしおりで、これがICE の各客席の3分の2くらいの割りで配布されています。
乗った列車が、いつどこに停車するかと停車駅での乗り継ぎ列車が書いてあります。
表紙には、ICE 各列車の固有の名前と、その運行経路が印刷されています。
Blauer Engelとあるのがこの列車の名前で、表紙の裏の説明には、往年の名女優マリーネ・ディートリッヒ主演の1929年の映画のタイトルだと書いてあります。
列車名は、地名や音楽家の名前などがつけられています。しおりの説明文は、ドイツ語の他、英語も並記されていて外国人への配慮があります。これも、乗客にとって便利な仕組です。

右の黄色い表示板は、各駅に掲示してある列車の発車時刻と列車の種類、プラットフォームを記したものです。到着の列車についても、同様のものが白い紙に印刷されています。
これも便利だと思いました。


以上のように、ドイツの鉄道は、いくつものサービスを提供しながら、ICEの場合でいうと新幹線より安い(7割程度の)料金で運営されているのです。日本の鉄道に慣れっこだった者としては、思わず、うらやましいという気持ちになってしまいました。

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ドイツの駅舎は、都市によってそれぞれ趣きがあり、単なる機能追及のみで無味乾燥な建物とは無縁でした。
このハノーファー駅も周囲にある歴史的建物と調和のある美しいものでした。


ハノーファー駅
フランクフルト駅は、かまぼこ型の大きな鉄の天井が、いくつもあるプラットフォームを全部覆っている壮大な形の駅舎でした。
時刻は、15時半を過ぎたあたりで、この駅からビジネスマン(レイディ)が、沢山乗ってきました。1等席でありながら、通路に立つ人もでるほどの込みようです。この時は、日本から事前に予約しておいて良かったと思った次第です。(もっとも、こんな乗車率は、この時だけで、他に乗った4つの列車は7割までのものでした。)

フランクフルト駅
(movieサイズ:2.2MB)

さて、ドイツの滞在も終わり、イタリアへ向かうため、シュツットゥガルトからスイスのチューリッヒまでは、Dツークの旅。日本語訳では急行ということらしいですが、それまでICEに乗っていたせいか、非常にゆっくり走る列車だと錯覚してしまいました。
国境通過は、切符の検札とパスポートの確認が車中であっただけで、空港での入国管理に比べると簡単なものでした。ユーロパスをもっていることも、正式な外国旅行者と判断する材料になっているようで、特に質問も係官からはありませんでした。

アウフ・ヴィーダーゼーン、ドイッチラント!!
ダンケシェーン、ドイッチラント!!     

いよいよ次はスイスを越えてイタリア行き、それもヨーロッパ寝台列車の初体験です。

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