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松原さんのオフィスは、大阪市西区にある。
「ごめんくださぁーい。」、alfa boxのロゴが書かれた青いドアを開けてお邪魔す
ると、素敵なキャラクター達がゲストを迎えてくれる。ミッキーマウスやグーフィーなどのディズニーキャラクター、天才F1ドライバーのセナの人形、往年のスポーツカーの名車のミニチュア、松原さん自身のお気に入りの自作の数々......。初めて来た時も、何回来てみた後も、気持ちがなごむオフィスである。
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alfa boxという名前が 松原さんのデザイン工房の名前。 |
| 松原さんとその作品。 オフィスのドアを開けると 楽しい仲間達の御出迎えが。 |
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私が訪問した時は、松原さんは、奥の作業室で、ちょうど急ぎの、ある化粧品会社のための仕事をしていた。海外ショウのための展示台を紙で作るのである。それは高さが1メートル強、横も1メートル弱の大きさの薄手の段ボール紙を用いた作品だ。薄青のコーティングがなされた段ボールには、化粧品会社の社名も印刷されている。
「村林さんは、ご存じと思いますが、段ボールといっても、大変じょうぶなものもあるんですよ。」
と言いながら、アシスタントのかたと一緒に手際良く作業を進めている。
私もコンピュータの会社にいた頃、アメリカの親会社からの製品梱包で使われている段ボールをしばしば見たが、それは丈夫なもので、ベニヤ板と同じくらい強い。1平方フィートあたり○ポンドという強度表示があったが、確か1平方メートルに換算して何十キロの重さに耐えられるものであったことを思い出した。今日の素材は、それほどのものではないが、表面が薄いブルーでその化粧品会社の社名まで印刷してあるもの。紙の厚さは2ミリくらいで、全体として軽く、現地で組み立て可能、しかも組み合わせの構造が工夫されているので完成品としての強度も十分という、作品ができあがりつつあった。
「申し訳ないですね。もうちょっとで区切りがつきますから。」と言いながら、サッとカッターナイフで、段ボールの角をきれいに曲線にフリーハンドで切り抜く手並の鮮やかなこと。紙の仕事をされて40年というキャリアがここでも見事である。
p.2 に続く