2000 年を迎えようとしている今、私たち、日本人は、元気を失っています。景気は本当に底を打ったのか心配ですし、将来の生計や日々の暮らしも、何かと自信の持てない日々です。そういうある日、「日刊京都経済」紙の、「今の不況は『ライフスタイル不況』だ」という記事を読み、私は、目からうろこが落ちる思いがしました。「今の諸々の問題は、単なる仕事や家庭の範囲だけで見ていても解決はしない。日本人には、新しい時代にふさわしいライフスタイル/価値観の創造が求められている。」と。
この思いを胸に宿すうち、「多くの人と共に語り合い、経験や知識を交換しあえば、『三人寄れば文殊の知恵』で、新しいライフスタイルの姿が見えてくるのでは」という希望が湧いてきました。懇意にしていただいている奏美ホールの景山専務、京都経済新聞の築地社長、パルミラ・ネットワーク・ラボラトリィの末光社長に、お話したところ、主旨御理解いただき、早速、「奏美茶論」と銘打って、自由なディスカッションの場を設ける運びになりました。
文化、ビジネス、家庭、福祉、教育、等々、広いジャンルの楽しいお話ができ、未来への希望も見えてくる、そんなサロンを目指します。実地の体験、貴重な知見など交換しあいながら、相互の啓発にもつながる「奏美茶論」にしていきましょう。皆様、是非、ふるって御参加ください。
(呼掛人: ラ・プリマベーラ代表 村林 成)