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ミサ及びレクイエムの式次第 |
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《筆者注:1962 年〜1965 年に亘って開かれた第ヴァチカン公会議においてミサの在り方が見直されたため、1970 年頃以降のミサの構成はかなり変わっている。ここでは通常我々が歌うミサ曲が作曲された当時に行われていたいわゆる「旧ミサ」について引用する。》 ミサの典礼文にはどの場合にも変わらない「通常文」の部分と、教会暦や目的などそのミサの主旨によって変化する「固有文」の部分があります。また、それぞれに司祭が唱える部分、聖歌隊の歌う部分があります。(聖歌隊の歌う部分とは本来会衆一同が唱和すべき部分だったのですが、中世以降一般信徒がラテン語を解しなくなったこと、またチャントの旋律がだんだんと技巧的で複雑なものとなり、専門の訓練を受けたもの以外には歌いこなせなくなったことから、もっぱら聖歌隊だけが歌うことになってしまいました。) さて、普通のミサ曲は「通常文」のうち聖歌隊の歌う部分だけがまとめられ、作曲されたものですが、「死者のためのミサ」では「固有文」の大部分も作曲されるほか、「ミサ」本体には含まれないが葬儀に関連して行われる他の諸式の中の聖歌も併せて作曲されることもあります。《筆者注:フォーレのレクイエムの「Libera me」や「In Paradisum」がこの例》 また、「ミサ」としては特殊な性格を持つ「死者のためのミサ」ですから、普通では変わらないはずの「通常文」の一部も変化する箇所があります。 《筆者注:「Agnus Dei」がその例。通常文では「miserere nobi(我等をあわれみ給え)、Dona nobis pacem(我等に平安を与えたまえ)」のところが「レクイエム」では「Dona eis requiem(彼らに安息を与え給え)、Dona eis requiem,sempiterm(彼らに永遠の安息を与え給え)」に変わる》 ミサ・レクイエム全体の式次第というのは、以下の通りです。 なお、
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